腰痛はなぜ起こるのでしょうか?-多くの方が勘違いしていること-

 

 

 

 ぎっくり腰や慢性の腰痛はどうしておこるのでしょうか?

 まず、腰の痛みはヘルニアやすべり症、狭窄症などの脊椎に関する異常によって起こるというのが通説になっていますね。実はその通説が間違っているのです。多くの方は、腰が痛くなると整形外科へ行きます。そして、レントゲンやCTをとられ、たまたまヘルニアやすべり症があると腰痛の原因はそれだと言われます。それを信じて、自分の腰は悪い!自分は腰痛患者だ!と思わされてしまいます。医者からは、ひどくなると手術しなければいけなくなるので、あんまり激しい運動はしないようにと言われます。コルセットや痛み止めの薬やシップを渡され、これで様子を見ましょうと言われます。まさに医者が腰痛患者を作ることの典型例です。

 

 再度申し上げると、ヘルニアやすべり症などと腰の痛みとの関連は全く因果関係がありません。したがって、あなたの腰は弱くも、悪くもありません。欧米で約30年前から、日本でも10年位前からそれが常識になっています。統計のデーターで見ると、腰の痛い人のヘルニアの数と、腰の痛く無い人のヘルニアの数は全く同じなのです。また、ヘルニアは急に起こるものではなく、何年も前から起きているのです。にもかかわらず、なぜ少し前は腰が痛く無く、最近急に腰が痛くなったのでしょうか?はっきり言うと、腰が痛くなった原因は、腰の筋肉が凝り固まって血流が滞り筋肉に酸素も栄養も行かなくなったことにより、生体のアラームとして、そこに痛み物質が作られそれが脳に検知されて痛くなったのです。

 そういうことなのに、医者が腰痛の原因をあたかもCTやレントゲンで異常が見つかったヘルニアや狭窄症であるかのように言うのは、全く理解できない処です。日本の医者が勉強していないとしか考えられないです。さらに、鍼灸按摩マッサージ師、柔道整復師などに対しては、いまだに腰の痛みはヘルニアによるものであるとの教育をされているですが、時代遅れも甚だしいということです。

 また、最近、レディーガガが発症した、「線維筋痛症」という病気があります。比較的新しい病気として、医者の診断する疼痛で、原因がよく分からないけれども身体が痛くなる病気です。別名「心因性リウマチ」ともいわれています。身体のどこにでも痛みが出るもので、腰だけに限ってはいません。その原因は、とりあえず「ストレスによる脳の炎症」ということだそうです。処方される薬は、例えばプレガバリン(商品名リリカ)という「抗うつ薬」です。腰痛に抗うつ薬とはちょっと驚きです。現代医学は、どうしても薬を用いて強制的に痛みをとる方法しか思いつかないようです。身体の症状から判断すると、後で説明する「積み重なるストレスでの脳の暴走が交感神経を刺激して発症する腰痛」と医者が言う「線維筋痛症」とはどこが違うのかよく分かりませんね。