結局、腰痛を根本から解消させるためにはどうすればよいのでしょうか?

 

 

 これまで述べた腰痛の原因をきちんと理解しない医者や治療家は、腰痛を本当の意味で根治させる手法を見つけることができません。また、現状の病院や治療院の設備では根治の施術の実施が不可能であると考えます。

では、腰痛を根本的に治すにはどうすればよいのでしょうか?それは、ハッキリしています。

 ぎっくり腰のような急性の腰痛と、何か月も何年も持っている慢性腰痛には、痛みの内容に違いがあります。

 

 急性の腰痛の場合は、痛みの記憶がまだ脳に強く固定されていないのです。従って、痛いところの筋肉を直接柔らかくほぐすことによって筋肉の硬さがほぐれ、それに伴って腰の痛みも完全に取れてしまいます。ただし、筋肉の硬さをとる方法はいろいろあり、うまい下手がありますが・・・。もしきちんと施術できたとしても、それだけでは、再発は防げません。一度腰痛になった方は、自分の腰は弱い腰である、腰が悪い、いつでも腰痛が起こる可能性がある、腰を動かすのが何となく怖いなどと思っています。その考え方、つまり間違った通説や医者に植え付けられた間違った考え方を正すことが必要です。

 

 慢性腰痛の場合は、実際に腰が凝り固まって痛いときが多いですが、実際にはコリが強く無く、痛く無いのに脳が勝手に痛みを感じている場合もあると申し上げました。その二つの状態を見極めて、施術をすることが必要です。腰痛がなかなか治らない場合は、その人にとってのストレスがずっと続いていることがその原因であることが多いです。ストレスの内容は千差万別です。ストレスは、自発的治癒力(自然治癒力)も衰えさせます。だから腰痛だけではなく、がんや免疫系のいろいろな病気になってしまうことが多いのです。

 ストレスは、なかなか無くすことができません。では、どうするか。ストレスが、自分の病気や腰痛の原因になっているのであるということを、理解することが大切です。もちろん急性腰痛もストレスによって起こり、慢性腰痛がなかなか治らないのもストレスによることと理解することが必要です。腰痛がなかなか治らないのは、前にも言いましたが脳に腰痛の痛みの記憶ががっちりと残っているからで、さらにストレスも加わり、身体の生理によって潜在意識の仕業で腰痛がなかなか治らないのです。治療家はこのことを良く理解して、患者さんにお話ししてあげる必要があります。そして、患者さんにもしっかり理解をしていただけたら腰痛の半分は解消したものと考えられます。

 

 身体の硬いところを十分にほぐしてから、ホグレルストレッチマシンを使って、痛く無い身体の状態でストレッチ運動で動かすのが、脳の痛みの記憶を取り去る方法の一つです。脳は痛みの記憶として動作の限界を設けて、これ以上動かすと痛くなるので、そこで動きをロックしているのです。そのロックの限界を、痛く無い身体でストレッチ運動しながら突破すると、あら不思議、脳の痛みの記憶がどんどん消えていくのです。そして、そこで患者さんは自分の身体がこんなに動かしても痛みが出ないことにびっくりします。そして、納得するのです。自分の腰痛はこれで治るのだと。


 考え方(心)と身体は密接な関係にあります。患者さんが、「ああこれで本当に治るんだな」と思ったら、そこから急に治っていくものなのです。

 

<参考>

『人生を変える幸せの腰痛学校』(プレジデント社)の著者である伊藤かよこさんの動画、「読んで治す、腰痛読書療法」が、最新のガイドラインに沿った腰痛に関する「本当のこと」を言っておられます。腰痛で困っている方は、是非見てください。https://youtu.be/R5x7g-lrwBY